Web閲覧アクセスログ 行動プロファイリング

もしかして、、、
~ What You Get ! ~

例えば貴方がとあるスーパーの店員になったことを考えてみてください。スーパーには一日に何百人もの来店者があり、今日のおススメ品「○○カレールウ」のチラシを手渡しで配るとします。

この時、貴方はどんな来店者に優先してチラシを配ろうと考えますか?

来た人全員に配る?それもいいかもしれません。

でも、例えばチラシには景品がついていて、その枚数が限られるとしたら??

少し考えた後、貴方は店内をしばらく観察することでしょう。

すると、来店者には次のようにいくつかのパターンがあることに気がつくかもしれません。

  1. 普通に店内を回りながら買い物を進めていく来店者
  2. いろいろ迷いながら店内を見回り、迷った末、何も買わずに出ていく来店者
  3. どうみても買うつもりがなく、見て回っているだけの来店者

貴方ならどの来店者に優先してチラシを配りますか?おそらく「2」の来店者を優先させるでしょう。

また、もしかすると、鋭い貴方なら「2」の中でも

タマネギ・ニンジン・ジャガイモ、、
魚コーナーはとばして、牛肉、、もとばして、、
豚肉!

、、などという来店者を目ざとく見つけ、「おススメですよ!」の掛け声とともにチラシを渡すかもしれません。

では、一体なぜ、どのような見込みをもって、貴方は上記の判断を下すのでしょう?たぶんこんな思考プロセスなのではないでしょうか?

  1. タマネギ・ニンジン・ジャガイモ、まだ買っていないけど、野菜はそんなところだな。肉じゃがかな?それにしては白滝を見に行ってないな。
  2. おや?魚コーナーはあまり見てないな。ということは、、、
  3. 肉のコーナーで迷っているな。牛肉は手に取ってみたけど、戻して豚肉に興味があるようだ。少し財布の状態は厳しいのかな。
  4. 見ている状態から考えると、肉じゃがでもシチューでもなく、「もしかして、、、」カレーを考えている!?しかも、できるだけ安い方がいいみたいだ。
  5. よし、丁度特売品の○○カレールウが載っているこのチラシをススメてみよう!

このような推論はいつも正しいとは限りません。しかし、行動と思考には密接な関係がある以上、成功する(売り上げが伸びる)確率は確実に上がるでしょう。 もし、間違っていたとしても「こちらを買っている方はみなさんこちらも買っていますよ!!」的な押し付けの印象は少なくなり、むしろ、「よく考えてくれているな。」くらいの評価はあるかもしれません。

この「もしかして、、、」を解析できないだろうか?

多様性総合研究所はそう考え、研究を行ないました。その結果、Web閲覧アクセスログなどから取得した行動履歴で解析された結果を一旦、思考モデルのレベルに引き上げ、解析・抽出・推定する「What You Get !」をコンサルティングソリューションとして加えることに成功したのです。

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